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高野 秀機; 石黒 幸雄
JAERI-M 82-135, 226 Pages, 1982/10
JFS-3-J2セットはJAERI-Fastセット型の群定数セットJENDL-2B-70をより発展させたものである。このセットの作成はコード・システムTIMS-PGGを用いて行い、その特徴は以下の様である。群平均断面積は代表的な高速炉心組成での衝突密度スペクトラムを重みにして計算される。これは1/Eスペクトラムの使用によって生じる除去面積の過大評価をさけるためである。構造材核種Fe,Cr,Niに対する温度依存の自己遮蔽因子が考慮されている。自己遮蔽因子に対する内挿精度を3次スプライン関数を用いて高めるため、遮蔽因子表のスキムが改良されている。この報告書においては、核特性へのREMO-補正効果が詳細に調べられている。更にJFS-3-J2セットのベンチマーク・テストが実施され、その結果はJENDL-2B-70セットの結果と比較・検討される。